現在、ローヤルゼリーは健康によい食品として、いろいろな商品に取り込まれています。
その高い滋養、その効果は昭和の時代から取りあげられてきました。
しかし、海外ではいいことばかりでなく、いくつかの懸念も挙げられていることをご存知でしょうか?
ローヤルゼリーは妊娠中にはよくない?
中国漢方では妊娠中はローヤルゼリーを摂るべきでないとしています。子宮を収縮させる効果があるためだそうです。
欧米でも一般的に妊娠中はとるべきでないとされています。
それに対して、妊娠中にローヤルゼリーをとって元気な子を生んだ人はいる、危険性を大げさに言っていると反発する声もあります。
しかし一方で、妊娠初期にとったところ流産してしまった、自然由来のホルモンが入っているので気をつけて、といった経験談もみられます。
ローヤルゼリーは子供にはよくない?
日本では、ローヤルゼリーをとることに、年齢はあまり関係ない状態です 。
しかし中国漢方では、できれば10歳未満はとるべきではないとされています。香港でも3歳未満には与えないようにとされているそうです。
ローヤルゼリーの高すぎる滋養が子供の体内に自然にある成長バランスを崩してしまうと考えられているためです。
衰弱期の子供になら少しは与えてもよいが、回復したら、すぐにやめるようにとしています。
驚いたことに、与えすぎると巨人症になる危険性もあるとあります。
女王蜂が他の蜂より巨大になるという点からでしょうか?・・・
一方、西欧ではローヤルゼリーに対してもっと寛大です。
危険という指摘には科学的根拠がないとしています。
三歳半の子供にローヤルゼリーを与えたところ、すべての子供の体重が増え、免疫が高まり、赤血球が増えたという、イタリアの調査報告もあります。
しかし、アレルギー体質の問題に関しては厳しいです。
ハチミツ関係のアレルギーがある子供は、命に関わる危険性もあるので、ローヤルゼリーを摂るべきではないとしています。
ローヤルゼリーは動物性 よくもわるくも効果が強い
忘れてはいけないのは、ローヤルゼリーは植物由来のハチミツと違って、動物性の食品だということです。
ハチミツは文字通り花の蜜ですが、ローヤルゼリーは働き蜂の頭部の腺から分泌される物質です。
動物性の物質は、体内に取り込まれた場足、植物性のものよりも、良くも悪くも強い影響を与える傾向があります。
そしてローヤルゼリーは遺伝子に直接働きかける力があることが研究で明らかになっています。
女王蜂が他の働き蜂より体も卵巣も大きく、寿命も長いは、幼虫のうち与えられるローヤルゼリーの影響とされていますね。
DNAを化学的に変化させて遺伝子の働き方に違いを生じさせることをDNAメチル化といいます。
そして、米科学誌サイエンスによると、蜂の幼虫に対してDNAメチル化を防ぐ処置を行っても、やはり女王蜂になるという研究結果が報告されています。
卵から生まれた蜂の幼虫が働き蜂になるか、女王蜂になるかは、DNAメチル化があるかないかにかかっているんですね。
つまり、ローヤルゼリーは蜂のDNAに対して、研究室で行う処置と同様の影響を与えることができるということです。
実際、ローヤルゼリーには類パロチンという成長ホルモンが含まれています。
子供の場合、自然に脳内から必要なだけ成長ホルモンが分泌されます。健康に成長してる子供に、更に成長ホルモンを与えるという話は一般的ではありません。
しかし、成長ホルモンは、成人をすぎるとゼロにはなりませんが分泌量が減っていきます。そこで成人が成長ホルモンを得ると、老化を遅くしたり、脳を活性化させる効果があるとされています。
更年期、熟年世代によく薦められるローヤルゼリーの効果の秘密はそこにあるのかもしれませんね。
http://baike.pcbaby.com.cn/qzbd/1028966.html
http://www.med.tottori-u.ac.jp/molebio/305/578/1417.html
https://www.royal40.com/royal/aboutRoyalJelly/288.html
http://ukiyukiuki.exblog.jp/6907945/
https://community.babycentre.co.uk/post/a18403245/how_much_fresh_royal_jelly_per_day
http://www.med.tottori-u.ac.jp/molebio/305/578/1417.html
https://www.royal40.com/royal/aboutRoyalJelly/288.html
http://ukiyukiuki.exblog.jp/6907945/
ローヤルゼリーを飲むべきでない人 くわしく知りたいつきあい方