脳によいものを求める人は多いでしょう。一番大事な器官といってもいいですね。
今回は、脳によくて、なおかつ日本であまりメジャーでない食物を紹介いたします。
かぼちゃの種
葉酸を含むかぼちゃは健康を気にする方から人気がありますね。
しかし、種のほうは何気なく捨ててしまっていることが多いかもしれません
脳の健康の上で、かぼちゃの種は凄いパワーを含んだ食べ物です。
かぼちゃの種は銅、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルを多く含んでいます。
かぼちゃの種が含む栄養素
銅
銅は脳が神経信号の制御をするのを助けます。アルツハイマー病のリスクを減らします。
鉄
鉄分は頭のぼんやりや脳機能障害を防ぎます。
マグネシウム
マグネシウムは記憶力の減退を防ぎます。偏頭痛やうつ病などの精神疾患のリスクを小さくします。
亜鉛
亜鉛は脳の神経信号に影響します。アルツハイマー病やうつ病、パーキンソン病のリスクを小さくします。
これら4つのミネラル以外にも、かぼちゃの種は、多くの抗酸化物質を含んでいます。
卵黄
副交感神経系や運動神経の末端から放出される神経伝達物質をアセチルコリンといいます。
アセチルコリンのはたらき
- 学習意欲や記憶力を高める
- 自律神経のバランスを取る
- 深い眠り(ノンレム睡眠)にいざなう・内臓の働きを順調にする
またアルツハイマー型認知症の患者には、アセチルコリンの減少がみられたという調査もあります。
このアセチルコリンを作るために重要な栄養素、コリンを多く含んでいるのが、卵黄です。
一日に十分なコリンの摂取量は男性は550mgです。そして日本におけるコリンの平均摂取量は300mg程度だと言われています。
卵の黄身一つあたりにはおよそ112mgのコリンが含まれています。卵黄を少し多めにとるだけでコリン不足を解消できそうですね。
コリンは気になるけど、卵は苦手だな・・という方には、サプリメントもでています。あのマヨネーズでおなじみのキューピーによる商品もありますよ。
ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンKが豊富です。
スフィンゴ脂質というものをご存知でしょうか?ドイツの科学者ツディヒャムが発見した脂質群のことです。
脳というものは、およそ60%が脂肪でできています。
そして脳に集まるそうした脂質の一種が、このスフィンゴ脂質です。
ビタミンKは、このスフィンゴ脂質を形成する上で不可欠なビタミンです。
英語圏のサイト「ヘルスライン・コム」によると、高齢者を対象にした実験では、ビタミンKの摂取量の高さと、記憶力の高さは比例するという報告がでています。
ほんのカップ一杯分のブロッコリーで、一日に必要なビタミンKの量をカバーできるといわれています。
またブロッコリーにはビタミンK以外にも、脳を損傷から守る抗酸化物質が含まれています。
いかがでしょう?今すぐにでもトライできそうなものばかりですね(^_^)