番茶と聞くと私たち日本人にとって馴染みのあるお茶ですが、
「三年番茶」という名前を聞かれたことはありますでしょうか。
番茶とは主に「日本茶の主流から外れた番外のお茶」を指すのですが、実は三年番茶には通常のお茶以上の健康効果があることで知られており、薬膳の世界でも用いられています。
三年番茶とは
②茎や葉を摘み取ってから、三年以上熟成させた後に焙じる番茶
の2パターンに分けられます。
じっくり熟成させることで刺激物質であるカフェインが抜け、
渋みのもととなるタンニンも抑えられるため、味がまろやか
になり日常的に飲みやすい健康茶として人気です。
三年番茶の効果・効能
●低カフェイン
熟成させることでカフェインが抜けているため、カフェインに弱い方、妊婦さんや子ども、お年寄りの方まで年代問わず安心して飲むことができます。
刺激物質が少ないので、食事の消化吸収を促したりリラックス効果ももたらしてくれます。
●抗菌・殺菌作用
お茶にはポリフェノールの一種であり、抗菌・殺菌作用のあるカテキンが含まれています。食中毒の予防やウイルス対策にも効果があると言われています。1)
●脂肪燃焼作用
カテキンにはコレステロール値や体脂肪量を軽減させる効果もあることが報告されています。2)
●身体を温める
マクロビオティックの視点から、太陽の日が当たらない根元に近い部分の茎や葉を摘み取る三年番茶は、根菜類と同じく体を温める作用のある陽性の食材に分類されています。
茶葉をじっくりと熟成し焙煎してあるため、カフェインが抜け、火の力も加わることで体を温める作用があるとされています。冷え性の方にもおすすめのお茶です。
参照:1)2)日本カテキン学会
3)「デイリー 新語辞典」三省堂
美味しい飲み方
●煮出す
お湯1リットルに対して10~15gの三年番茶を入れ、弱火で5~10分ほど煮出し、茶褐色になったら出来上がり。
ポイントはグラグラと沸騰させたお湯を使い、茶葉を入れた後は弱火か火を止めてじっくりと煮出すこと。
強火で煮出すと風味が飛んだり苦みが出てしまいます。
●急須で入れる
急須に人数分の茶葉を入れる。一人分茶さじ1杯を目安に。
そこに沸騰したお湯を注いで、2~3分蒸らすと出来上がりです。蒸らし時間はお好みで。
私は熱いお茶が好きなので、夏場でもそのまま飲むことが多いのですが、冷やしていただいてもスッキリして美味しいです。
通年いただけるのも三年番茶の良いところですね。
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有機農法で三年以上育てた茶の茎と葉を熟成させた後、じっくりと焙煎されたものです。
宇治茶の主産地、京都・宇治田原町の霧深い山間の茶園で栽培された茶葉を中心に、お店のオリジナルブレンドでつくられているとのことです。
香ばしくまろやかな味わいで、美味しくて飲みやすいです!
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三年番茶にこんなに良い効果があったとは驚きですね。
何より美味しいお茶を飲むと、気持ちがほっこり穏やかになれるのが良いですね。
健康茶というとクセがあったり高価だったりで飲み続けにくいものもありますが、三年番茶は継続して飲み続けやすいお茶
だと思いますので、一度お試しされてはいかがでしょうか。