女性の体によい食品というと、どういったものが思い浮かぶでしょう?
多くの方が大豆を使った食品を思い浮かべると思います。
大豆に含まれるイソフラボンが卵胞ホルモン エストロゲンに似た働きをすることは、よく話題になりますね。
・・・しかし、このエストロゲン、いいことばかりしてくれるわけではありません。
子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症は、エストロゲン依存性疾患とされ、エストロゲンが分泌されている年齢に特有の病気です
http://www.cl-sacra.com/archives/705/2
これらの病気の治療にはエストロゲン分泌を低下させる処方がもちいられます。

多くの女性が体から分泌しているエストロゲン。それが多いことが、なぜ婦人科系の病気を引き起こしてしまうのでしょう?
それは、体内で二種類の違う性質の女性ホルモンが、互いにバランスをとりあって働いているからなのです。
エストロゲンのような働きをするグループの女性ホルモンを、卵胞ホルモンといいます。
そして卵胞ホルモンと別の働きをする相方を、黄体ホルモンといいます。
二種類の女性ホルモン。これらの片方だけが優勢すぎると、バランスが崩れて、体に不具合が起こってしまうのです。
卵胞ホルモンと黄体ホルモン どう違う?
エストロゲン(卵胞ホルモン)
生理の終わり頃から、排卵前にかけて分泌がふえる
女性らしいカラダをつくり、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くする
分泌が多い時期(卵胞期)は、精神も肌も安定し、体調が良い
プロゲステロン(黄体ホルモン)
生理の終わり頃から、排卵前にかけて分泌が多くなる
受精卵を着床しやすい状態にし、妊娠を継続させる働きをする
分泌が多い時期(黄体期)は、腹痛、腰痛、頭痛が起きたり、肌が荒れたり、精神的にイライラしたりすることもある
イライラや腹痛といったPMSの症状を起こすのはプロゲステロンです。
そこだけ見ると悪者のような気がしてしまいますね。でも、エストロゲンとのバランスを考えると、やはり重要なホルモンです。
二種類の女性ホルモン 共に補うには?
さて、こうした女性ホルモンを補うには、どのような食物がよいのでしょう?
エストロゲン(卵胞ホルモン)にプラスな食物
- 豆乳などの大豆製品
- ローヤルゼリー
- かぼちゃ
プロゲステロン(黄体ホルモン)にプラスな食物
- ヤムイモ
- 黒豆
- ビタミンE
ヤムイモはアフリカ生まれの子沢山をもたらす食物として、欧米で人気を集めています。体内でプロゲステロンと似た働きをする成分が含まれています。
(プロゲステロンとヤムイモ 関連記事→「黄体ホルモンにいい?妊娠力を上げるイモとは?」)
黒豆は薬膳で黄体ホルモンの補給のために挙げられる食物です。同じ豆でも大豆と黒豆でちょっと効き目が違うんですね。
エストロゲンとプロゲステロン。両方のバランスを上手にとって、すこやかに暮らしていきたいですね。